「オリーブオイル」ってカラダに良いの? #93


こんにちは!


「カラダをより良く変える」トレーナーの山本正平です。


先日、いつも指導している大学生の女子アスリートが


「朝は、パンにオリーブオイルを塗って食べてるんですよー!!」


と、お洒落アピールをしてきました。それを食べるのが楽しみで起きるのだとか(笑)


「オリーブオイル」ってカラダに良さそうなイメージありますよね?でも、それって本当なんでしょうか?


今回は、「オリーブオイル」の真相や「あぶら」についてお話したいと思います。きっと役に立つと思うので、最後まで読んでもらえると嬉しいです!


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▼「脂」と「油」
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まずは「あぶら」の分類からお話していきます。


漢字で書くと「脂」「油」の2種類がありますが、この違いは知っていますか?


「脂」は、常温では「固体」。英語では「FAT」

「油」は、常温では「液体」。英語では「Oil」


一般的にカラダに良くないと言われているのは、「脂」の方で牛脂などがそれに当たります。


では「油」はカラダに良いのか?


と言われると全てがそうではなくて、「油」にはいくつかの分類があり、その種類によって良いものもあれば、悪いものもあるといった感じです。


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▼油の分類
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油は、大きく以下の3つに分類されます。

オメガ3

✅オメガ6

✅オメガ9


この3つをさらに2つに分けると


必須脂肪酸・・必ず「摂る必要がある」

✅非必須脂肪酸・・体内で作られるため「摂る必要はない」


となります。


では、先ほどのオメガ3、オメガ6、オメガ9がどこに分類されるかと言うと


必須脂肪酸・・オメガ3、オメガ6

✅非必須脂肪酸・・オメガ9


となります。


先ほどの「オリーブオイル」がどこに分類させるかと言えば「オメガ9」で「非必須脂肪酸」になります。


つまり、オリーブオイルは「積極的に摂る必要がない油」ということになります。


オリーブオイルが「必要か、必要でないか」と言えば、理屈では「必要ない」と言えそうですね。


ここまでは、理解できますか?


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▼なぜオリーブオイルが、、
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では、なぜオリーブオイルが「カラダに良い」と言われるのでしょうか?

確かに、多くの研究結果からカラダへの有効性は認められています。


抗酸化

✅動脈硬化の予防

✅便を柔らかくしてくれる


などの効果がありますが、一番の特徴は「熱に強く、酸化しづらいこと」です。


油は、熱に弱く、加熱すると「過酸化脂質」という「悪い油」に変性してしてしまう、という特徴を持っています。


「揚げ物がカラダに悪い」と言われるのは、コレが要因しています。


過酸化脂質は


カップラーメン

✅揚げ物

✅ポテトチップス


などに多く含まれていますが、これが非常にカラダに悪いのです。


炒め物 や 揚げ物をする時に使う「サラダ油」ってあるよね?(サラダ油はオメガ6)


サラダ油は非常に熱に弱いため、加熱することで過酸化脂質になりやすいんです。


反面、オリーブオイル(オメガ9)は「熱に強く、酸化しづらい」という特徴を持っています。だから、加熱調理をする時に向いているんですね。


炒め物、揚げ物をする時は、オリーブオイルを使うことで過酸化脂質(悪い油)を避けることができるんです。


だから、オリーブオイルが重宝されるんですね。


何となく理解できましたか?


自炊する時は、ぜひオリーブオイルを使ってみてください!


オリーブオイルについてまとめると


✅積極的に摂る必要はない
✅加熱調理の時は使った方がよい
✅お洒落さは演出できる(笑)


となりそうです。


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▼必須脂肪酸を積極的に
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オリーブオイルは「非必須脂肪酸」なので、積極的に摂る必要はないのですが、「必須脂肪酸(オメガ3、オメガ6)」は積極的に摂る必要があります


ただし、注意しなければいけないので、そのバランスです。


オメガ3とオメガ6は、「真逆の働き」をしているため、バランスが崩れると、これまたカラダに不具合が起こります。(カラダって色々と複雑で大変なんです、、)




上記のように


オメガ3は

アレルギーの「抑制」

✅炎症「抑制」

✅血管「拡張」

などの効果があり


オメガ6は

アレルギーの「促進」

✅炎症「促進」

✅血液を「固める」

などの効果があります。


ちなみに、「オメガ3:オメガ6」は「1:1~1:2」で摂るのが良いとされていますが、、


なんと!!


多くの人は「1:10」くらいになっていて「オメガ6を摂りすぎている」んです。


オメガ6は安価なため、加工食品はほぼ全てオメガ6で調理されています。また、家の台所をチェックしてみましょう。


おそらく、多くの人は「サラダ油(オメガ6)」を使って料理をしているはずです。また、ドレッシングに使われている油もオメガ6です。


僕たちの日常生活では、意識しなくてもオメガ6を摂りすぎてしまう傾向にあるんですね。


先ほど見たように、オメガ6が過剰になると


アレルギーが促進される

✅肌が荒れる

✅炎症が起こりやすい

✅疲れが取れにくい

✅血流が悪くなる


などの問題が起こります。


特に

痛みを抱えている人

✅疲れやすい人

✅肌荒れが気になる人

✅アレルギーがある人


などは、オメガ6が過剰になっているケースが多いと思います。痛みがあって炎症が起こっているのに、オメガ6ばかりを摂って更に炎症を促進させている、、なんてことがあるんですね。


だから、意識的にオメガ3を摂ることが推奨されるわけです。


オメガ3に該当する油は

✅亜麻仁(アマニ)油
✅えごま油
✅青魚(EPA・DHA)


などです。


おそらく、家の冷蔵庫には入っていない人が大半だと思いますが、結構大事な油なんです。


僕は、サラダに「亜麻仁油」と「岩塩&ハーブ」をかけて食べています。




脂質は、カラダにある37兆個の細胞を一つずつコーティングしている「細胞膜」「脳」「女性ホルモン」などの材料になる栄養素です。


日々の体調管理に合わせて、女子力を向上させたい人にもおススメの栄養素です。ぜひ、「オメガ3」を意識して摂ってみてください!


カラダのことを思うなら、オリーブオイルよりも亜麻仁油です。お試しください!


では、またー!

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