「意識しなくても自然とそうなる」ための工夫が大切 #81
こんにちは!
「身体をより良く変える」トレーナーの山本正平です。
前回のブログでは、「姿勢」と「外部環境」のお話をしました。今回はその続きなので、前回の記事を読んでいない人は先に読んでくださいね。
何かの問題が起こるときは、その人自身ではなく「外部環境やシステム」に問題があるケースが多いんじゃないか?というお話でした。
例えば、運転姿勢。
左側は、一般的に悪いとされる姿勢です。「背中が丸まり、頭が前に」。「フォワードヘッド」や「ストレートネック」と呼ばれる姿勢です。この姿勢で運転を続けていたら、肩こりや腰痛になりやすいはず。
右側は「背筋が伸びて、頭は正しい位置に」。一見、「もたれているだけ」にも見えますが、実はある工夫をしているんです。
それが何だか分かりますか?ヒントは「外部環境」です。
・・・
正解は「バックミラーの角度を変えること」。
バックミラーを「背筋を伸ばさなければ見えない角度に設定する」ことで、それを見るために勝手に背筋が伸びるんです。意味分かりますか?
「背筋を伸ばさなければいけない」と意識するだけでは限界があって、四六時中そんなことばかり考えていられませんよね。「意識や心がけ」だけで事足りるなら、世の中の多くの問題はすでに解決してるはずなんです。
「意識をした方が良いことは分かっていても、長続きしない、、」きっと、多くの人がそんな状態だと思います。
だから、「意識しなくても自然とそうなる」ように外部環境を変えてあげることが、長続きするコツなんじゃないかと思います。
他にも、パソコン姿勢。
ノートパソコンの場合だと、「画面を垂直」にしているとそれを正面から見るために背中が丸まってしまいます。そこで、「画面を大きく倒して(開いて)」上からでないと見えない角度にしてしまうのです。
※手書きの力作(笑)
そうすることで、自然と背筋が伸びるという塩梅です。何となく分かって頂けると思います。
他にも、色々な状況がありますが、こうやって考えていくと解決できる問題が増えてきそうですね。姿勢を良くしたり、肩こりや腰痛の改善のヒントになりそうです。
「意識づけ」だけでなく「外部環境やシステム」に工夫を加えてみること。物事が長続きしない人は、一度考えてみてくださいね。
では、またー!
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