「姿勢」と「外部環境」のお話 #80
こんにちは!
「身体をより良く変える」トレーナーの山本正平です。
今日は「姿勢」のお話。
過日の新聞記事に、こんなものがありました。
背筋を伸ばして生活しよう
「背筋の丸まった姿勢」(いわゆる猫背)が気分(こころ)にマイナスの影響をするというものです。
同じ情報を「スマートフォン・タブレット・パソコン」でそれぞれ読んでもらって、その後の気分の変化を見た研究があるそうです。
その結果、
スマホ>タブレット>パソコン
と、「スマホで読んだ人が一番気分の落ち込みが大きかった」そうです。
画面が小さくなるにつれて、のぞき込むような姿勢になり、その姿勢が気分にマイナスに影響するのだとか。「確かになー」と思いませんか?
ちなみに、僕は「電子機器」よりも「紙の本」で情報を読んだ方が、頭に入りやすいと感じています。これも、何かの影響があるのかな??
指導現場でよく目にする光景として、トレーナーが背中が丸い人に対して「胸の筋肉が固いからストレッチして、背中の筋肉が固いから鍛えて、、」と疑いもなく指導することがありますが、これってどうなんでしょうか?(一理はあるので間違いではない)
確かに、胸の筋肉が固くなっている可能性はありますが、「なぜ固くなったか?」という原因を探ることが大切だと思うんですね。
さっきの新聞記事で言えば、問題は「筋肉の固さや弱さ」ではなく、使用している機器にあります。小さいもの(スマホ)を利用してのぞき込んだ姿勢になるのであれば、大きいもの(パソコン)を利用することが解決策になるわけです。
面倒なストレッチや筋トレなんてやらなくても、一瞬にして猫背が改善されてしまうんです。
何か問題が起こるときは、その人自身ではなくて「外部環境やシステム」に問題があるケースが多いと思いませんか?
僕は最近、そんな気がしています。
もう少し具体的な話をしたいのですが、すでに長くなってしまったので続きは次回にお話したいと思います。
では、またー!
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