片手・片脚でのトレーニングを取り入れよう! #55
こんにちは!神戸パーソナルトレーナーの山本正平です。
今回も、トレーニングに興味をお持ちのあなた、トレーニング初心者のあなた、パーソナルトレーナーをお探しのあなたに向けたお話をしていきます。
突然ですが、、
「両脚」で立ってフラフラっと、バランスを崩す人はいるでしょうか?
・・・
おそらく、いないと思います。
では、「片脚」では、どうでしょうか?
・・・
おそらく、半数くらいの方はバランスを崩すのではないかと思います。
片脚になることで物理的に不安定になるため、バランスを崩してしまうのは当然なのですが、実はそれ以外にも「あまり知られていない理由」があるかもしれません。
今回は、その理由についてお話したいと思います。
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あなたの日常は、片脚立ちの連続?
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あなたは、日頃「片脚」で立つことはありますか?
「そんなのないよ~」
と思ったあなた、、、
ちょっと待ってください。
実は、あなたの毎日は「片脚立ち」の連続なのです。
いつのことかと言うと、それは「歩いているとき」です。
人間は、座っているとき、寝ているとき以外は、歩いていることが多いですね。
その歩行動作は、実は片脚立ちの連続なのです。
当然のこととして
・階段を昇降するときも
・走るときも
・スポーツをするときも
片脚立ちの連続です。
両足で過ごす時間の方が少ないと言っても良いほどに、人間は多くの時間を片脚で過ごしているのです。
ここまでで、人間が多くの時間を片脚で過ごしていることは理解していただけたと思いますが、では、それが一体どうしたというのでしょうか?
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それがどうしたの?
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筋トレをしたことがある方はイメージが付くと思いますが、ジムで筋トレをする時は、マシンに座り、重さを調整して、決まって「両手・両脚」で動作を行うと思います。
日常生活は「片手・片脚」の連続なのに、トレーニングをするときは「両手・両脚」で行います。
ここに、一つの矛盾がありますね。
「筋トレは両手・両脚でやるもの」
という先入観があるためか、片手・片脚でやる人はほとんどいないと思います。
そもそも、筋トレの起源は「ボディビル」にあります。
「筋肉を大きくして、ムキムキになること」を追求するために考えられたもので、多くの筋トレマシンもそのために作られています。
両手・両脚でやった方が、重たい重りを扱うことができるため筋肉が大きくなりやすいのです。
しかし、一般人の私たちにとって、必要以上に筋肉を鍛えることは「見た目を良くすること」以外に意味はなく、日常で役に立つことはほとんどありません。
また、大多数の方が「筋肉ムキムキを望んでいない」ことからも、従来のボディビル的な筋トレ方法は、あなたにとって不向きだと言えるかもしれません。
いくら「両手・両脚」で鍛えても、「片手・片脚」になった途端に力が入らなかったり、うまく出来なかったりするのです。
これを「両側性機能障害」といい、俗にいう「使えない筋肉」となってしまうのです。
バランスを崩すとき、捻挫するとき、転倒するときなどは、決まって「片脚の局面」だし、「日常生活では片手・片脚の動作の方が多い」ことからも、「トレーニングを行うときも片側動作を意識して行う必要がある」と、僕は考えています。
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片側トレーニングのメリット
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では、片側トレーニングで得られる代表的なメリットを2つご紹介します。
1)股関節周り(お尻周り)を鍛えることができる
片脚運動を行うことで、股関節周り(お尻周り)の筋肉を鍛えることができます。
ボディビルトレーニングでは、「太もも」を太くすることに重きが置かれていますが、一般的には「太ももを太くしたい人」よりも、「お尻を引き締めたい人」の方が多いと思います。
そうした意味でも、片脚でのトレーニングは多くの方の悩みを解消できると思います。
2)バランス力を鍛えることができる
バランスを崩すときは、決まって片脚のときで、捻挫や転倒はその代表です。
バランス力を高めるためには、足首周りと股関節周りを鍛えることがポイントになります。
不安定な道具の上に乗ってバランスを取ることがバランストレーニングのように思われますが、決してそんなことはありません。
日常では、不安定な場所で過ごすことはなく、安定した場所で過ごすことばかりです。
だから、不安定な場所でトレーニングするのではなく、バランスを崩す恐れのある片脚でトレーニングをすることの方が、よほどバランストレーニングになりますね。
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今回のまとめ
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今回の内容はいかがでしたか?
人間の日常動作は、「片手・片脚の連続」であることから、トレーニングをするときも「片手・片脚」の運動を取り入れることが大切だと思います。
トレーニングをしている方は、ぜひ取り入れてみてください!
では、次回もお楽しみに!
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