花粉症のお話 Part③ #53
どうも、山本です。
僕は、花粉の季節になると花粉症が発生し、通勤中の電車でくしゃみが止まらず恥ずかしい思いをすることもしばしば(汗)
昨日も、通勤中にくしゃみが止まらなくなりましたが、職場に着いて「ビタミンCを2g」摂るとあら不思議。
くしゃみがピタッと止まりました。
なぜビタミンCなのか?は、前回のブログをお読みください☟
では、今回は前回の続きで「鼻づまり・目のかゆみ」がひどい人の対策についてお話していきます。
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▼メカニズムのおさらい
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花粉症のメカニズムを簡単におさらいすると「ヒスタミン・ロイコトリエン」などが放出されることで症状が出るとのことでした。
「ヒスタミン」が放出されると「鼻水やくしゃみ」が起こり、それを抑えるのが「ビタミンC」というのが前回までのお話でした。
では今回は「ロイコトリエンの対策」について話していきます。
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▼ロイコトリエン対策は?
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ロイコトリエンが放出されると「鼻づまり・目のかゆみ」が起こります。
ロイコトリエンは「アラキドン酸」という脂肪酸から作られるため、まずはこれらを多く含む食べ物を控えることが大切です。
アラキドン酸は「オメガ6」と呼ばれる脂肪酸を多く含んでいて、摂りすぎると「炎症促進・アレルギー促進・細胞を固くする」などの反応が起こります。
アラキドン酸を多く含む食品は「卵黄やレバー」など。花粉症の季節には少し控えめにすることが賢明だと思います。
また「ファストフード・加工食品・スナック菓子」などにも、オメガ6が多く含まれています。日常的に食べる習慣がある方は見直しが必要かもしれません。
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▼摂るべき栄養素は?
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次は、摂るべき栄養素について。
アラキドン酸からロイコトリエンを作るときに「5-リポキシゲナーゼ」という酵素が働きます。この酵素を抑えることでロイコトリエンの発生を減らすことができるのですが、、その効果を持っているのが「αリノレン酸(オメガ3)」です。
これは「亜麻仁油・えごま油」などに多く含まれています。
最近はスーパーで気軽に購入できますね。
ポイントは「常温で摂ること(加熱しない)」。サラダにかけたり、納豆に混ぜるなどして「1日スプーン1杯」を目安に摂ると良いでしょう。
その他「生姜(しょうが)」にも同様の効果があるようです。
食卓にのぼりづらいと言う方は「ショウガパウダー」でも良いと思います。ネットで安価なものが見つかりますので1日1gを目標に摂ると良いでしょう。
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▼今回のまとめ
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では、今回の内容をまとめます。
・「鼻づまり・目のかゆみ」は、ロイコトリエンの放出を防ぐこと
・アラキドン酸(オメガ6)を控えること
・卵黄、レバー、ファストフード、加工食品、スナック菓子など
・αリノレン酸(オメガ3)を摂ることで、ロイコトリエンの放出を防ぐことができる
・亜麻仁油、えごま油を常温で摂ること
・ショウガも有効
メディアでは「〇〇を摂ればよい」との特集を目にすることが多いですが、それは一面的だと思います。
「摂るもの・避けるもの」があって、この両者のバランスが大切なので「どちらか一方だけ」では効果は薄いと思います。
悪い習慣には目をつぶり、良いと言われるものだけを摂っていては「ブレーキを踏みながらアクセルを踏んでいる」ようなものです。
そんなコントみたいなことにならないように注意してくださいね。
では、また!
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