実はとっても大切は「排便姿勢」について #46
こんにちは!神戸パーソナルトレーナーの山本正平です。
今回も、トレーニングに興味をお持ちのあなた、トレーニング初心者のあなた、パーソナルトレーナーをお探しのあなたに向けたお話をしていきます。
今朝の話。
「最近は、洋式トイレばかりだから股関節が固い人が多い」
と、高校時代の野球部の監督が言っていたことを、ふっと思い出しました。
和式トイレの姿勢を取るには
・足首
・股関節
・胸椎・胸郭(背中周り)
の柔軟性が必要です。
洋式トイレは、椅子に座るだけだから特段の柔軟性は必要ありません。
当時は、この人何を言ってんだろう?
と感じていましたが、今思うとあながち間違いではないようです。
こうして柔軟性を損なってしまった日本人ですが、実はそれ以外にも洋式トイレによって損なわれた問題があるのです。
今回は、そんなトイレについてのお話しです。
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和式トイレと洋式トイレの違い
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「和式トイレ」と「洋式トイレ」にはどのような違いがあるでしょうか?
その大きな違いは、何と言っても座り方にあります。
・和式トイレは「深く」しゃがみ
・洋式トイレは「浅く」腰掛けます
身体的なことを言うと、股関節の「曲がる角度」が違うのです。
和式トイレは、約35度。
洋式トイレは、約90度。
実は、この角度が「排便」に影響を与えていて、これが原因して「便秘」になっている人もいるようです。
あなたは、便秘などの悩みを抱えていないでしょうか?
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和式 vs 洋式 どちらがいいの?
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では、和式と洋式ではどちらが排便にとって良いのでしょうか?
結論から言うと、和式トイレになります。
何が良いかというと、先ほどの股関節の角度なのですが、深くしゃがむほどに「恥骨直腸筋」という筋肉が緩み、便が出やすい角度になるのです。
逆に、洋式トイレのようにしゃがみ込みが浅いと、恥骨直腸筋が緊張していて便が出にくくなります。
恥骨直腸筋は、直腸を曲げて便が出ないようにする働きがあるので、それが緩めば排便が
しやすいということです。
深くしゃがめばしゃがむほどに筋肉が緩むため、和式トイレの方が排便に有利ということになります。
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便秘の方は、どうすれば良いか?
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「便秘の方は、和式トイレを使いましょう!」
と言いたいところですが、近ごろは和式トイレを探す方が難しいと思います。
そこで、おすすめなのが、洋式トイレを使用するときに「小さな台を使う」という方法です。
足元に小さな台を置き、その上に足を乗せることで、股関節が曲がり和式トイレの時と同じような角度を作ることができるのです。
最近は、それ専用の台も販売されていてブームになりつつあるようです。
言葉で説明するよりも分かりやすいので以下の動画を見てください。
宣伝用の動画ですが、分かりやすくまとめられていると思います。
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カラダの本質を忘れないように
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僕には子どもが2人いますが、子どもの行動には興味深いものがあります。
娘が1歳の時、ウンチをするときに、時折、苦しそうな顔をするのですが、それは決まってウンチが固くなってしまい排便がしにくいときなのです。
そんな時に、娘がどうするかというと「必ずしゃがむ」のです。
おそらくですが、自然と排便がしやすい状態を作っているのだと思います。
全てではないものの、子どもの行動はカラダの本質に基づいた自然なものが多いように思います。
しかしながら、僕たちは大人になるにつれて、良くも悪くも知識や知恵を得ることでそれらを忘れてしまうのです。
子どもは、カラダの声を頼りに生きているので自分のカラダに敏感です。
しかし、僕たちは便利な世の中に流されてしまい、カラダの声に鈍感になっていると思います。
誰かが作ったブームに流されては、カラダの本質とは逆行して、不健康になってしまっている人もたくさんいるのです。
ただ世の中の流れに身を任せるのではなく、カラダの声に耳を傾けることが大切ではないでしょうか?
カラダの声に耳を傾けることが難しければ、子どもの行動を観察して参考にすれば良いかもしれませんね!
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今回のまとめ
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今回の内容はいかがでしたか?
普段、何気なくしている排便ですが、実はとっても大切なことだったんですね。
便秘などの悩みを抱えている方は、是非一度お試しくださいね。
では、次回もお楽しみ!
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