なぜ、羊を数えると眠たくなるのか? #44
こんにちは!神戸パーソナルトレーナーの山本正平です。
今回も、トレーニングに興味をお持ちのあなた、トレーニング初心者のあなた、パーソナルトレーナーをお探しのあなたに向けたお話をしていきます。
眠れない夜。
そんな時には「ヒツジガイッピキ、ヒツジガニヒキ」と数えた経験を、あなたもお持ちではないでしょうか?
睡眠を促す方法として、古くから伝わる神話ですが、果たして本当に効果があるのでしょうか?
今回は、そんな「羊を数える」という睡眠神話についてのお話しです。
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なぜ、「羊」を数えるのか?
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「羊を数える」という神話は、もともとアメリカやイギリスで始まったようです。
アメリカ人やイギリス人の数え方は
「Sheep,Sheep,Sheep、、、」
「羊」は、英語では「Sheep」。
睡眠の「Sleep」と発音が似ていることに加えて「シープ」というのが言いやすく、眠りを誘う効果があるからなどと言われています。
それを「羊を数えれば良いのか!」と表面的なことだけを真似た日本人。
一番肝となる、「シープ」という「言いやすさ」や「睡眠(Sleep)」を連想させる言葉を日本語に置き換えてしまったようです。
「ヒツジ」とは、お世辞にも言いやすい発音ではないし「睡眠」を連想させるにはほど遠い。
よって、羊を数えても、睡眠を促す効果はあまりないと言えそうです。
表面的なことだけを真似ることに意味はなく、その裏側にある本質に目を向けることが大切だと言えますね。
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連想をさせる言葉を考えてみた
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では、日本では何と言えばいいのか?
・・・
少し考えてみることに。
ポイントは
「発音しやすい言葉」
「睡眠を連想させる言葉」
の2つです。
考えた結果(10秒ほど)こんなのが思い浮かびました。
「スイミー」。
小学校の教科書で、皆が一度は聞いたことがある、馴染み深い物語。
知らない方は、こちらから。
「スイミー」なら「羊」よりも発音しやすいし、「スイミン(睡眠)」を連想しやすいし意外と効果が見込めるかもしれません。
全く根拠のない話ですが、眠れない夜に試してみてください(笑)
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なぜ、「Sheep(羊)」を数えると眠くなるのか?
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では、なぜ「Sheep(羊)」を数える方法が生まれたのでしょうか?
それは、「睡眠」と「脳」に密接な関係があるからだと言われています。
高速道路で運転中に眠くなった経験はでないでしょうか?
それがなぜかと言えば「風景が変わらない」から。
単調な状況では、頭を使わないから脳は考えることをやめ、退屈して眠くなるのです。
学校でも、退屈な授業ほど寝ている生徒が多いのもうなずけます。
(授業中に寝ていた、自分を肯定している)
「退屈」を感じることで、脳のスイッチがオフになり、睡魔がやってくるのです。
「Sheep,Sheep,Sheep、、、」
と単純で一定のリズムを刻むことで、脳が退屈を感じ眠気を誘うというのが「Sheep(羊)」を数える理由なのです。
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物マネに意味はない!
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「真似ぶ」という言葉があるように、人の真似をすることが学びになることは言うまでもありません。
ただ、表面的なことだけを真似ることに意味があるでしょうか?
真似るとは、その裏側にある「背景」や「考え方」を真似ることに意味があると思います。
ただの猿真似にならないように注意が必要ですね!
では、次回もお楽しみに!
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