「甲子園」と「熱中症」から考える人生のルール #41
こんにちは!神戸パーソナルトレーナーの山本正平です。
今回も、トレーニングに興味をお持ちのあなた、トレーニング初心者のあなた、パーソナルトレーナーをお探しのあなたに向けたお話をしていきます。
今回のテーマは「人生のルール」です。
夏の高校野球については、毎年何かしらの問題提起がされているように思います。
昨年は、猛暑による「熱中症」の問題で開催の是非について。
今年は、投手の「球数制限」について。
昨年議論になった熱中症について、医師約10万人を対象とした調査では
・59%が「特別な熱中症対策などの条件付きで開催すべき」
・17%が「例年通り開催すべき」
・16%が「開催すべきでない」
と回答したようです。
今回は、これに対する僕の見解をお話したいと思います。
#============
人間はオーバーヒートに弱い
============#
暑い夏と、寒い冬。
どちらがツライかは、意見が割れるところだと思います。
人間の体温は、36~37度ほど。
人間には恒常性(ホメオスタシス)という「現状を維持しようとする働き」が備わっているため、概ね体温は一定に保たれています。
36度の体温に対して気温が36度だと、うなだれるほどに暑くて滅入ってしまいますよね。
昨今のように、気温が40度に迫ればさらに追い打ちがかかります。
その時の体温と気温差は0~4度。
それに対して、気温が低い場合は、
気温が26度だと、差は10度。
気温が16度だと、差は20度。
気温が6度だと、差は30度。
服を着込むとは言え、夏に比べると「体温と気温の差」が明らかに大きくなります。
体温との差が大きいほどに体調への悪影響が出そうですが、そんなことはありませんね。
・暑いことで、熱中症になり体調を崩す人は多いですが
・寒いことで、体調を崩す人はあまりいません。
このことから分かるのは、人間は「暑さに弱く、寒さに強い」ということです。
オーバーヒートすることで壊れてしまうのが人間です。
だから、猛暑の中で野球をすることは、カラダに対する危険性が高く、何かしらの対策が必要になるでしょう。
だから、僕も多くの医師と同様で「何かしらの対策をしながら開催すべき」だと思います。
#==============
「開催すべきでない」は問題外!
==============#
僕が問題だと感じたのは、16%の医師が「開催すべきではない」と答えたことです。
確かに、健康にとって危険性が高いかもしれませんが、、
ただ、それだけを切り取って理論的に一刀両断するのは、あまりにも教養がないと思います。
物事は多面的な見方ができるため
・甲子園を目指す高校球児の想い
・その親や仲間の想い
・甲子園を見て感動する人の想い
・100年の歴史
・テレビなどの広告
・観戦チケット収入などの経済効果
などなど、熱中症だけでなく、その裏側には様々な事情があるわけです。
それらを顧みずして、熱中症という一面だけを捉えて判断をするのは見方が狭すぎます。
理論や自分の得意分野だけで判断するのは、教養なき判断だと思います。
#=============
お酒もスイーツも楽しむべき!
=============#
これは、甲子園だけにとどまらず多くの物事で同じことが言えます。
例えば、「お酒やスイーツは太るからダメ」と言うのもそうですね。
確かに太りやすいですが、それだけを切り取って判断するのは少々話が早すぎます。
お酒を飲めば、リラックスできるし、会話もはずみ楽しい時間を過ごすことができます。
僕も大好きなスイーツを食べれば幸せな気持ちになるし、無くてはならないもの。
それを太るという一面だけで判断をして規制するのは、教養がないと思うわけです。
ただ、、
好き放題にするのは健康を害する可能性が高いですから「何かしらの対策をしながら」
と言うのが良いでしょう。
僕の場合だと、スイーツを食べるのは筋トレの後にするとか、お酒を飲むなら、糖質関連の
食べ物は少なめにするとか、緩~いですが自分の中で「一定のルール」を決めています。
また、体調が悪くないとか、体脂肪率が基準値内であるというのも大切だと思います。
「痩せたい!」でも「食べたい!」
という気持ちは理解できますが、その両立はかなり難しい、、
自分の中でルールを決めて対策をしながら、人生を楽しんでほしいと思います!
では、次回もお楽しみ!
0コメント