健康づくりは「確率と感情」の間で #9
こんにちは!神戸パーソナルトレーナーの山本正平です。
今回も、トレーニングに興味をお持ちのあなた、トレーニング初心者のあなた、パーソナルトレーナーをお探しのあなたに向けたお話をしていきます。
今回の題材として取り上げるのは、僕が以前に読んだ本に書いてあった以下の問いについて。
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5年生存率が52%の治療法があったとして、片や生存率が48%の治療法があるとする。
4%も違っていたら、定量的には52%の方を選ぶはずだが、そちらの治療の方が死ぬほどの痛みを招き生活が侵害させるような場合にはどうするのか。この選択は個々の判断だ。
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さて、あなたの判断はいかがでしょうか?
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健康づくりは確率である
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僕は、健康づくりに大切な観点は「確率」だと考えています。
医学にしても、完全に正しいと言えるものは少なくて、どれもが「中間レポート」のようなもの。
医学の世界も日進月歩だから「現段階では、これが一番正しいであろう」という「確率が一番高いもの」が定説として採用されることが多いと思います。
反面、メディアで話題となるのは
・ごく一部の人にだけ効果があった確率の低いもの
・カリスマ的な人物が推奨する独自理論
など、定説ではなく、重箱の隅をつつくような偏ったものが多いように思います。
ただ、これにしても
・確率の高い定説を信じるのか
・それとも、メディアの情報を信じるのか
その選択は、個々の判断だと思うわけです。
僕の場合は確率の定説を信じますが、あなたはどちらを信じるでしょうか?
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「確率」と「感情」の間を
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僕は確率を信じると言いましたが、一方で確率だけでは語れないのが人間・人生というものです。
冒頭の例で言えば、生存率は高いが
・死ぬほどの痛みを招く
・生活が侵害される
など、一命は取り留めても感情的には受け入れ難い問題が待ち受けています。
一方で、確率が低い方を選べば
・痛みは回避できる
・それなりの生活が送れる
など、感情的には受け入れやすいですが命を失う可能性があるわけです。
命がなければ、そうした生活を送ることができませんから
「その後の生活を考えるよりも、優先的に延命を考えるべきではないか、、」
「いやいや、苦しいのは一切ごめんだし、そんなことなら死んだ方がマシだ、、」
などと、感情が揺れ動くわけです。
その結論は簡単に出るものではなし、確率と感情の間を揺れ動きながら日々考えておくことが必要ではないかと思うわけです。
正解はありませんが、自分なりの考えを持っておくことは大切だと思います。
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日々の小さなことも同じ
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これは、ダイエットや痛み改善などにおいても同じです。
「痩せたい、でも食べたい、、」
「体型を変えたい、でも運動するのはめんどくさい、、」
など、目的と感情の間で、日々葛藤を繰り返している人も多いと思います。
・目的達成を優先させるのか
・それとも、目の前の感情を優先させるのか
その判断は、人それぞれなので、自分なりの最適解を見つけることが大切だと思います。
・少し我慢してでも、良いスタイルになりたいのか
・それとも、我慢はせずに好きなものを食べたいのか
・体脂肪率25%を目指すのか?15%を目指すのか?
・健康になりたいのか?人生を楽しみたいのか?
など、そこが決まっていないと「ぶれる」。
目的性がないので、モチベーションを保てず続けることが出来ないと思っています。
ちなみに、僕の場合は、、
EXLIEのような体脂肪率10%以下を目指したい気持ちを持っていながらも、それはかなり過酷な生活が必要なので、、
大好きなスイーツを我慢せずに食べながら、体脂肪率15%くらいの生活をしています。
あなたも一度、自分なりの最適解を考えてみてください!
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今回のまとめ
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今回の内容はいかがでしたか?
健康づくりは「確率」。でも確率だけで語れないのが人生ですよね。
ぜひ、自分なりの考え方を持って健康づくりに取り組んでくださいね。
では、次回もお楽しみに!
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