「糖質制限」で体調を崩すって本当? #21
こんにちは!神戸パーソナルトレーナーの山本正平です。
今回も、トレーニングに興味をお持ちのあなた、トレーニング初心者のあなた、パーソナルトレーナーをお探しのあなたに向けたお話をしていきます。
今回のテーマは「糖質と風邪予防」です。
僕は、昔から線が細かったこともあり
・カラダが弱そう
・不健康そう
と頻繁に言われたものです(汗)
でも、そんな周囲の印象に反して、体調を崩すことは少なくて、風邪もひかないし大病をしたことも1度もありませんでした。
が、なぜそうなったか言えば、それはたまたまで、何か特別な対策をしていたわけではありません。
でも、体調を崩さないためには、たまたま得た結果ではなく自分でコントロール出来た方が良いと思うわけです。
そこで、今日は栄養の観点から「風邪の予防法」の一つをお話したいと思います!
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糖質制限は体調を崩しやすい
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ライザップの躍進以来、誰もが一度は「糖質制限」という言葉を聞いたことがある時代になりました。
糖質の「摂りすぎ」が多くの病気の原因になっているのは、もはや疑いようもない事実なので「軽い糖質制限」は誰にとっても必要だし、この価値観が広まったことは良いことだと思っています。
ただ、問題は「糖質」にあるのではなく「摂りすぎること」にあって、糖質そのものが
悪者というわけではありません。
その昔、アイドルの飲酒に絡む問題について
「お酒が悪いのではなく、本人の人間性に問題がある」
という、本質を突いたコメントが話題になりましたが、それに似ていますね。
糖質とて、カラダには欠かしてはいけない重要な栄養素です。
その辺りを勘違いしないようにして頂きたいものです。
ライザップのような「糖質ゼロ」の取り組みは、短期間で痩せるかもしれませんが、カラダの仕組みに反しているため健康を害するリスクは高くなります。
その代表が、「風邪」です。
では、なぜ、糖質制限で風邪をひきやすくなるのでしょうか?
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ポイントは、粘膜・粘液!
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風邪予防のポイントは
・粘膜
・粘液
の2つです。
口、鼻、目、内臓に粘膜があることは、あなたもご存じだと思いますが、粘膜は程度の差はあるにせよ、どこも湿っていますよね。
それは、粘膜の表面を「粘液」が覆っているからです。
この粘液が、風邪予防にとって(風邪予防に限らず、病気にならないためにも)重要な働きをしています。
粘液にも材料がありますから、何から作られているかを見ていくことが必要になるわけですが、それが何かと言えば
「糖質とビタミンA」
の2つです。
糖質制限(糖質ゼロ)をすると言うことは、材料となる糖質が不足しますから、粘液が作られず、口やのどが乾燥してしまいます。
乾燥すれば、ウィルスが粘膜に触れてしまい、簡単に体内に侵入してしまうわけです。
よく「保湿をしましょう」と言いますが、それは粘液の分泌を促し、乾燥を防ぐためなのです。
安易な考えで、糖質制限をすると痛い目に遭いますから、正しい知識を持って取り組むことが大切ですね。
これから「夏風邪」にもなりますから、無理なダイエットは禁物です。
理想的には、適切に糖質を摂りつつも「ダイエットの必要がない習慣を身に付けていくこと」が大切だと思います。
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今回のまとめ
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今回の内容はいかがでしたか?
糖質制限をやってみようかな?と迷っている方も多いと思いますが、安易に始めてしまうと体調を崩すこともありますからね。
しっかりと調べたり、専門家に相談することが良いと思います。
では、次回もお楽しみに!
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