「目の使い方」も体調管理の一つ #128


どうも、山本です。


僕は、指導の一環として「ブログやメルマガ」などの文章を活用することがあります。


指導中だけでは伝えきれないことが多いし、文章に残しておけば「好きな時間に」「好きなペースで」読んでもらうことが出来るし、見返すこともできます。読んでもらえないこともあるけど、、(苦笑)


実際に、大学の指導現場でもブログを活用しているのですが、今日はそこでお話した内容をこのブログにも転載したいと思います。


自分やお子さんがスポーツをしている方は、読んでみてください!


==以下、転載==


さて、本題に入ります。


今日は「目の使い方」についてお話したいと思います。


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▼イチローさんも、、
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ここ最近は、イチローさんが高校球児に技術指導をしているのはご存じでしょうか?




今年は、「国学院久我山」「千葉明徳」「高松商」と3校を回り、2~3日間の指導をしています。世界のイチローですよ?高校生からしたら鼻血もんですよ!!


で、そこで指導していたことの一つに「目の使い方」がありました。




画像の一番下部分ですが


「緊迫したときは全体を見る。筋肉が緊張するとパフォーマンスが下がる。それを避けたい。打撃でもリリースポイントだけを見ると緊張する。全体を見ようとする」


とアドバイスしたことが記されています。


また、以下は別の情報ですが、今年パ・リーグで首位打者(一番ヒットを打つ確率が高い人)を獲得した吉田選手のコメントです。





「ピッチャーはボヤッと見る」


と話されています。


一般的に「集中して良く見なさい!!」「一点を見つめて!!」「球の出所を見なさい!!」と指導されることが多くないですか?


両者、一流選手の言っていることは一般論とは「真逆」ですが、これは一体どういうことでしょうか?


「また野球の話ですか、、」と思わずに、続きの話も聞いてくださいね(笑)「目の使い方」にはスポーツに共通するコツがあるのです。


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▼2つの使い方
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イチローさんが「リリースポイント【だけ】を見ると緊張する」「【全体】を見ようとする」とアドバイスしていましたが、、


一点を集中的に見ることを「注視」、全体をぼんやり見ることを「周辺視」と呼びます。


「注視」をすると、一点は集中的に見えるものの周りが見えづらくなります。恋愛に似てますね(笑)(後になって何であんな人好きやったんやろって思うやつ)


そして集中するもんだから、イチローさんの仰る通り「筋肉は緊張します」


「素早く動いたり」「強い力を出すため」には「脱力➡入力」がポイントで、常に力の入った状態ではそれができません。


ちょっと実験してみましょう。


今、手をパーにしてみてください。




左の「脱力した状態」と、右の「指に力を入れた状態」


そこから「素早くグーに握り込む」と、どちらが「強く、早く」出来るでしょうか?


ちょっと、やってみてください。


・・・


どうでしたか?


おそらく「脱力した状態」の方がやり易かったと思います。


つまり、集中したい時ほど「一点を見つめず、全体的にボヤッと見る周辺視」「脱力」が効果的だと言うことです。


大一番の試合で集中するあまり「周りが見えなくなったり」「動きが固くなる」人っているじゃないですか?緊張もあると思いますが、「目の使い方」にも原因があるかもしれませんね。


または「反応が鈍い人」も、もしかすると「目の使い方」を意識すると良いかもしれません。レシーブを待つ時は、特に「周辺視&脱力」が効果的だと思います。


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▼実体験による補足
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目の使い方、面白いでしょ?掘り下げるともう少しお話したいことがあるのですが、、長くなるので一つだけ。


前提として、「視力の悪い人」は必ず補正してくださいね。そもそも見えていなければ、反応できないので、、


僕は、中学生の時に(野球で)「エラーしたり」「打てなかった」ことがあったんですよ。


自分でも「視力が悪くて見えていない」ことは分かっていたんです。でも、眼鏡ってカッコ悪いじゃないですか?


中学生で思春期だし、頑なに眼鏡をかけることを拒んでいたんです。


でも、みんなに説得されて、、ある時「野球をする時だけ」という条件で眼鏡をかけることにしたんです。


すると、どうでしょうか!!


めっちゃ見えるんです(笑)


そら当然なんですけど、、「ボールが止まって見える」(昔の超一流選手の名言)とはこの事か!と思うくらい、ボールがくっきり、はっきり見えて、まるで別世界にいるようで(笑)


言うまでもなく、めちゃくちゃ打てるようになったし、エラーも激減!下手くその汚名を晴らすように、大躍進したことを覚えています(笑)


と言うことで、視力に不安のある人は、ぜひコンタクトなり、お洒落メガネを検討してみてください。


「周辺視&脱力」、前提として「視力補正」


ちょっと意識してみてください。詳しく知りたい人は、また声かけてくださいね。


では、長くなりましたが以上です!


またねー!


==転載、終わり==


スポーツに限らずですが、「注視」をしすぎると筋肉が緊張し疲れが溜まりますね。


パソコンの見すぎで「眼精疲労」「肩こり・首コリ」が起こるのも、注視が一つの原因だと思います。


デスクワークに没頭するあまり、近くばかり見ていませんか?1時間に1回程度は、パソコンから目を離して「遠くを見たり、目を動かしたり」、周辺視を心がけてみましょう!


「目の使い方」も体調管理の一つですね。


では、また!





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